雑記

宿命と運命

宿命と運命の違いって考えたことがありますか。私はありませんでした。

先日、江原啓之さんの「人はなぜ生まれなぜ生きるか」を読みました。その中に宿命と運命の違いが書いてあり、「なるほどなぁ」と思ったので書きます。

まず前提として、江原さんの世界観として、霊という存在があります。霊が成長のための場としてこの世に来ているという考え方です。肉体という器を得れば当然様々な苦痛や快楽を、肉体を通して得ることができます。その過程で感動や挫折、良い思い、嫌な思いをしながら学びを得て成長していくのです。そして霊は肉体が死ぬと、いわゆるあの世に帰っていきます。

宿命とは変えることのできない人生の前提条件だそうです。男に生まれるとか、障害を持って生まれるとか、どこどこの家庭に生まれるとか、いつの時代に生まれるとか、そういった選んだり変更したりできないものです。江原さんによると、霊は自らの成長のため事前に前提条件を設定してこの世に来るそうです。自分でカリキュラムを組むようなものみたいです。女性のか弱さを学ぶために女性に生まれるとか、貧困について学ぶために貧困な家庭に生まれると言った具合だそうです。

命を宿した場が宿命だから、宿命は変えることができません。

一方運命とは何か。

運命は宿命という前提の上で、嬉しいことや悲しいことなど様々な出来事を通して、どのように生き、自分が何者になっていくかということらしいです。

例えば、貧困な家庭に生まれた人が学問に励み、人の倍以上働いてのしあがることもあるでしょう。一方で、貧困な環境で気持ちや考え方も貧しい方向へ転がり、犯罪に手を染める人もいるでしょうか。同じ環境でも人によって生き方は違いますし、変えることができます。よりよい生き方を模索し、実行していくことで運命は切り開くことができます。

運命とは人生の前提条件の上で、自分で命をどこに運んでいくか。そういうことみたいです。

この世界には変えられることと変えられないことがあります。変えられること(宿命ではなく運命)に注力したいですね。

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qqbouzu
地方で救急科医として働いています。