今回は本の紹介となります。書店に立ち寄った時、ふと目に止まった本がありました。
「人生の目的」という本です。
医療現場で働く以上、「生と死」というテーマは身近なものです。持論を端的に言ってしまえば、「人生の目的とは外部から求められるものではなく、自分で考え設定しそれに向かっていくものだ。」と私は考えています。
生きる意味とか生まれてきた意味も同様です。
この本のタイトルは「人生の目的」です。この作者は人生の目的をどうかんがえているのだろう。そう思って手に取ってみました。その中に、“人の死”に触れられている項目があったのですが、なるほどなと思ったので紹介させてください。
死という概念をあえて絵にしようと思ったら、イメージしやすいのは死神ではないでしょうか。死神は人が亡くなる前に現れて、死亡後にその魂を狩って行くといいます。人が死ぬのを待っている、そんなイメージがないでしょうか。

人は生まれてから歳を重ね、確実に死にます。なんとなく、生きていった人生の先に死神が待っていて、そこで人生が終わるというイメージがないでしょうか。時間軸の中で死に向かって歩いているイメージです。

ところが、この本では、死とは「命を奪わんと後方から付け狙う虎」だというのです。いつ、どんなタイミングで襲われるのか分かりません。

ああ、なるほどなと思いました。
人は死に向かって歩いていく。だから死は先に待っているものというイメージがありました。そうではなかったのです。死は後ろからついてきていて、こちらに飛びかかる隙を常に伺っていたのです。人は「死」に後ろから突然襲われるのです。
突然の事故や病気で亡くなってしまう人がいます。本人も周囲の人も当然予測なんてできません。
若者も老人も、男も女も、生きているすべての人の後ろに虎がいます。
悲しいニュースが絶えませんが、一日一日を大事に生きていきたいと思う今日このごろです。