初投稿になります。まずは、当ブログを訪れてくださりありがとうございます。
私は関東地方で救急科医として働いている者です。普段、救急外来で様々な患者さんを診ています。病気もけがも嫌なものですが、気を付けて生活していても病気やけがをしてしまう方はいます。
すぐに医療機関を受診できれば良いですが、そうもいかない場合もあります。正しい初期対応を知っていれば、医療機関にかかる前に悪化を防ぐための手立てを打てるかもしれません。正しい処置をすれば夜中や休日に救急外来を受診しなくて済むかもしれません。
「コンビニ受診」という言葉をご存じでしょうか。緊急性のない軽症患者が自己都合で時間外の救急外来を受診することです。医療アクセスの良さの裏返しでもあるし、医療者にとっては「こんなことで受診するのか」と思うことも、医療知識のない人にとっては不安でたまらないこともあります。
救急外来は通常の一般外来とは異なります。検査や人員は限られ、専門外の医師が対応することもあります。軽症患者と重症患者が入り混じり、通常の外来より待たされることもあります。時間外選定療養費と言って、追加の料金が発生してしまうこともあります。
不要な受診を減らすことができれば、患者や医療者にとってハッピーだと思います。時間外受診が必要だったとしても、傷病発生から受診までの間に正しい対応をすれば、状態悪化を防ぐことができるかもしれません。
①不要な時間外受診を減らすこと、②発生してしまった傷病の悪化を最小限にしつつ医療機関を受診してもうらこと、③そしてこの2つを通して世の中が少しでもよくなること。
この3つが私の目標です。ブログは初めてで、悪戦苦闘していますが、皆さんのお役に立てるように色々書いてみたいと思います。