小説(マンガ化希望)

第8話 炸裂!解剖拳!!

「なんだてめーは。俺はそういう冗談は嫌いなんだ。てめーからぶち殺してやる。」

大男が藤依の胸ぐらを掴もうと腕を伸ばすが、ふらりふらりとかわす。

「ふらふら逃げてんじゃねー。」

「では、お言葉に甘えて反撃させてもらいます。」

藤依がそう言うと、一瞬で間合いを詰め、相手の胸元に入り込む。

「壊耳掌底(かいじしょうてい)!」ボクシングのフックのように相手の側頭部に掌底突きを入れた。

「あーん。なんかしたか。全然効かねぇな。」

大男は攻撃を食らってもびくともせず、また藤依を捕まえにかかった。

大男が腕を伸ばしたとの時。

(ぐらっ)

「うおっ、うおっ。」大男が突然倒れ込んだ。

「おえーーーーーー。」

そして突然多量の嘔吐をし始めた。

(???)

「あなたの中耳および内耳を破壊させていただきました。あなたの聴覚と平衡感覚はしばらくまともではないでしょう。」

やまじ「すごい。あれが先生の解剖拳。」

周りの黒マントの男達が慌てふためいている。さすがに今の戦いをみて叶わないと思ったのか、さっといなくなってしまった。

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qqbouzu
地方で救急科医として働いています。